「まだ見ぬ顔を治す」早期矯正
乳歯列・混合歯列・早期永久歯列をもつ3~12歳
ぐらいの子どもたちは、まだまだ成長発育が盛んです。
この時期、機能的矯正による、上下顎骨(あごの骨)の成長や発育のコントロールなどを施すことによって、バランスのよい顔の形に近づけたり、一生涯の大切な歯の健康につながります。
「早期矯正」とは、成長発育を積極的に利用して、歯だけでなく顎骨(あごの骨)にまで働き かけ、より好ましい顔の形へと導き、安定した咬みあわせを得ようとする矯正治療です。
一言でいえば、「まだ見ぬ顔を治す」といえるでしょう。 当クリニックでは機能矯正や床矯正による子供の歯並び治療に力を入れております。
機能矯正が体に良いのにはわけがある
これまで歯科矯正治療は「歯並びだけを治す治療」と思われていました。
ところが、今では、「歯並び」を悪くする根本的な原因が「呼吸」の仕方にあることが
わかってきました。つまり「呼吸」の仕方を変えると、「歯並び」も良くなるのです。
私たちが実践している「機能矯正治療」では、皆さんの空気の通り道を分析し、 どうすればより体に良い「呼吸」の仕方にできるかを考えます。
そしてそれを実現するのに最も適した「機能矯正装置」を選びます。さらにそのデザインを
工夫して、作製します。
通常は、9か月から12か月間同じ装置を使って治療します。
そうすると、空気の通り道は前より広がり、より楽に呼吸できるようになります。
それと同時に「歯並び」も大いに改善されます。重なり合っていた歯は、きれいに並び、
上下の顎の位置のバランスもよくなります。
そして、後戻りしにくいのです。
機能的矯正装置は、矯正した後の顔の感じが自然になるのが特徴です。
普通の取り外しの装置の場合、バネやスクリューが付いていて、その力で歯を動かします。
機能的矯正装置(FA Functional Appliances)は、その人の噛む力や舌の力をうまく
使って歯とあごに働きかけます。歯とあごに無理な力をかけないので、他の装置を使った
場合と比べると、歯だけ傾いてしまうことが少なく、後戻りが起こりにくいという利点が
あります。